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建築物の「省エネ性能ラベル」住宅

不動産販売・賃貸 仲介 設計事業者向け│202311月7日

本記事では、省エネ性能ラベルの発行事業者向けに「省エネ性能ラベル」の基礎について解説します

こんな方におすすめ

1.建築物の「省エネ性能ラベル」とは?

「省エネ性能ラベル」とは、建築物のエネルギー消費性能や断熱性能をわかりやすく★マークや数字で表示されたラベル画像を指します。また、建築物の概要と省エネ性能評価を記した保管用の証明書「エネルギー消費性能の評価書」もセットで発行されます。

似たような省エネ性能を示したラベルとして、既に住宅設備や家電製品を中心に、省エネ法で定めた国の基準を達成しているかどうかを「統一省エネラベル」として表示がされています。家電量販店などで一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

この設備や家電で普及している「統一省エネラベル」の建築物バージョンが今回解説の「省エネ性能ラベル」です。名称が似ているのでややこしいですが、国のエネルギー消費性能を星★マークで6段階評価、断熱性能を家の形をしたマークで7段階評価で表示されます。

今後は「省エネ性能ラベル」が省エネ性能に優れた建築物を見分けるカギとなるかもしれません。

2.発行物その1「省エネ性能ラベル」※広告用画像データ

「省エネ性能ラベル」は発行物が2種類あります。その内、ポータルサイトやチラシ等の広告に使用するラベル画像がこの「省エネ性能ラベル」です。

住宅の評価書で表示される項目は以下の全9種類です。
A、エネルギー消費性能
B、断熱性能
C、目安光熱費
D、自己評価・第三者評価
E、建物名称
F、再エネ設備あり/ なし
G、ZEH水準
H、ネット・ゼロ・エネルギー(ZEH)
I、評価日

3.発行物その2「エネルギー消費性能の評価書」※保管用の証明書

「省エネ性能ラベル」は発行物が2種類あります。その内、建築物の概要と省エネ性能評価を記した保管用の証明書がエネルギー消費性能の評価書」です。

住宅の自己評価の場合、評価書で表示される項目は以下の全8種類です。
A、建築物の種類
B、自己評価/第三者評価
C、物件概要
D、評価概要
E、エネルギー消費性能
F、断熱性能
G、目安光熱費
H、総合判定

4.「省エネ性能ラベル」の発行方法は?

「省エネ性能ラベルは自分でも発行できるのでしょうか?

【結論】できます。が専門的な知識を有します。

この制度は「自己評価」が可能となっているため販売・賃貸事業者が省エネ性能ラベルを発行することは制度上可能です。

ただし、国が指定するWEBプログラム、若しくは仕様基準に沿って、建築物の省エネ性能の評価を正しく行える場合に限ります。つまり設計者と同程度の専門知識を有している必要がることに注意が必要です。

より詳細に「省エネ性能ラベル」の発行方法が知りたい方はこちらの記事もチェックしてみてください。

建築物の「省エネ性能ラベル」を発行するには? 

5.まとめ

1、「省エネ性能ラベル」は広告用のラベル画像と保管用の証明書2種類を指します。
2、発行物は2種類!その1「省エネ性能ラベル」※広告用画像データ
3、発行物は2種類!その2「エネルギー消費性能の評価書」※保管用の証明書
4、建築物の「省エネ性能ラベル」を発行するには自分でやるか、お願いするか、、、。

もっと詳しいことが知りたい!「省エネ性能ラベル」の発行をお願いしたい!
その場合はエコ住研へお気軽にお問合せください。