2024.4.11【Gemini】

東京ゼロエミ住宅の基準見直し：わかりやすく解説

東京ゼロエミ住宅は、2025年度までに都内の新築住宅の平均で、2030年度までに都内の全住宅で、一次エネルギー消費量実質ゼロを目指す取り組みです。

この目標達成に向け、2024年10月1日に基準見直しが行われます。主な変更点は以下の3つです。

1. 基準の多段階化：水準C～Aの3段階に

従来の水準1～3から、より詳細な水準C～Aの3段階に変更されます。

• 水準C：建築物省エネ法基準（2020年改正）相当

• 水準B：水準Cよりも20%程度の一次エネルギー消費量削減

• 水準A：水準Cよりも30%程度の一次エネルギー消費量削減

2. 再エネ設備の原則設置義務化

太陽光発電設備等、再生可能エネルギー利用設備の設置が原則義務化されます。ただし、屋根面積が狭小など、物理的に設置が困難な場合は免除されます。

3. 認証制度の簡素化

• 性能規定の必須要件を照明設備及び冷暖房設備に限定

• 集合住宅等の認証単位を、全戸が水準C以上を達成することを条件として、住戸単位に変更

これらの見直しにより、より高性能な住宅の普及促進と、制度の運用効率化が期待されています。

影響を受ける方

• 新築住宅を建築する方

• 住宅の改修を検討している方

• 東京ゼロエミ住宅の認証に関わる事業者

今後のスケジュール

• 2024年4月：東京都環境局ホームページ等で詳細情報を公開

• 2024年10月1日：基準見直し施行

参考情報

• 東京ゼロエミ住宅の認証制度の見直しについて（令和6年10月1日施行予定）: https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/climate/home/tokyo_zeroemission_house/ninsyo/r6minaoshi

• 「東京ゼロエミ住宅」とは？: https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/climate/home/tokyo_zeroemission_house/gaiyou

• 東京ゼロエミ住宅導入促進事業: [無効な URL を削除しました]