こどもみらい住宅支援事業

【事業者向け】BELSをスムーズに取得する方法と相場は?

2022年4月15日更新

この記事は交付申請を行う事業者向けに「BELS評価書をスムーズに取得するためにどうすればいいの?」という視点でポイントをまとめました。

本記事のもくじ◆

1、「こどもみらい住宅支援事業」の概要

2、交付申請に必要な証明書の種類は?

3、なぜ【BELS】がいいの

4、【BELS】を取るための計算って

省エネ計算の代行会社を比較して相場を調べてみた!

6、まとめ

1、「こどもみらい住宅支援事業」の概要

まずは「こどもみらい住宅支援事業」の概要についてサラっと振り返り。

補助金は多い方がいいですよね、、、詳細は事務局のホームページで確認できるのでここでは省きます。

それでは証明書に必要な「BELS評価書」の取得までのポイントを見ていきましょう。

2、証明書の種類は?

こどもみらい住宅支援事業の交付申請に必要な証明書の種類は全部で10種類。

住宅の性能等を証明する対象住宅証明書等の一覧【https://kodomo-mirai.mlit.go.jp/certificate/

目指す補助金額によってベストな証明書を選択しましょう。

迷ったらBELS。なぜ?↓

3、なぜ【BELS】がいいの?

ここがポイント。なぜ【BELS】なのか。


【結論】

補助金で求められる省エネ性能の表示に特化した”取得コストの安い”証明書だから。


証明書というのは様々な制度の目的別に作られています。

例えば、補助金80万円を目指す場合に利用できる【長期優良住宅の認定通知書】を取得する目的はその名の通り。標準仕様で長期優良住宅であれば、新たに証明書を取得することを省けますが、こどもみらい住宅支援事業に取り組もうとする事業者は必ずしも長期優良住宅の事業者ではありません。

長期優良住宅とするためには耐震等級の計算なども必要になりますし、、、


「そんな~、コストはそんなにかけられないよ~。最も安く済む証明書ってなんなの~?」


こんな疑問を解決するのが【BELS】です。

こどもみらい住宅支援事業に限らず、近年の補助金事業はいずれも省エネ性能を求めています。

その省エネ性能に特化した証明書が【BELS】です。

補助金60万円を目指す場合に利用できる「こどもみらい住宅支援事業対象住宅証明書」もコストの安い特化型ではありますが、【BELS】であれば補助金100万円を目指す場合にも利用できるため制限を気にすることなく、さらに★★★★★の数で建築主にもわかりやすく建物の省エネ性能を説明することができるメリットもあります。

4、【BELS】を取るための計算は?

BELS取得のために必要な省エネ計算は大きく3つ。サラっと概要をおさらい。

【外皮計算】※必須

「外皮平均熱貫流率(UA値)」を算出する計算のことです。

UA値は数値が小さいほど性能が高いことを表しています。

 建物の各部位(外壁・窓・天井・床)から逃げる熱損失を合計し、外皮面積で割って求めます。

 

【一次エネルギー消費量計算】※必須

一次エネルギーとは、火力・水力・太陽光など、自然から得られるエネルギーのことを指します。

住宅で実際に消費する一次エネルギー量を計算する際は、空調や給湯設備などの設備機器類が消費するエネルギーを合算して算出します。


【ZEH・ゼロエネ相当計算】※補助金100万円/戸を目指すなら

BELS評価業務方法書(2019年4月15日)に基づく「ZEHマーク」の要件となる、削減率(再生可能エネルギーを除いた設計一次エネルギー消費量の基準一次エネルギー消費量からの削減率及び再生可能エネルギーを除いた設計一次エネルギー消費量の基準一次エネルギー消費量からの削減率)の算出を行ないます。

5、省エネ計算の代行会社を比較して相場を調べてみた!

さて、省エネ計算を頼むとしたら是非弊社へご相談いただきたいところ。

ただ、BELSを取得するためにベストな選択をすべきなのはこの記事を読んでくださっている方のため、

私が競合他社含め、相場を調べてみました!

※2022.04.15時点の検索結果を基にした独自調査の参考情報です。

※調べ方として「省エネ計算 代行」で調べると省エネ法届出が必要な少し大きな規模向けのサービスが多くヒットします。

 また、「BELS 代行」で調べると個別見積の会社が多く、価格がすぐにわかりません。(弊社もですが。苦笑)

 そのため「外皮計算 代行」や「一次エネ計算代行」など戸建て向けの省エネ計算を中心に10社程度調べてみました。


BELS評価書取得サービスの相場はズバリ【10万円】程度

※内訳としては「外皮性能計算(Ua値)」が2~5万円、「一次エネルギー消費量計算」が2~5万円。BELS申請代行で3万円程度。

※調べた中だと外皮計算や一次エネ計算など「省エネ計算」は代行するけど申請はやっていない会社も多くありました。

弊社は相場通りの価格帯でしたが、強みは一級建築士が多数所属する建築申請専門のスペシャリスト集団だってことです。

まとめ

ここまで読んでいただきありがとうございます。

正直なところ「省エネ計算」のサービスは供給過多となっており、

ここ数年で価格競争が起きていて、どんどん安くなっています。

数年前に住宅の省エネ計算の相場は10万円~15万円程度だっだのに、

今では外皮計算のみだと8000円が最安値となっています、、、。

これはいわゆるレッドオーシャンという状態で少し危険な領域まできているような気がします。

この記事を最後まで読んでくださった方にはベストなアウトソーシングができることを願っています。

ちなみに、問い合わせ時にこの記事を見たと書いていただければ99,000円(税込)で承ります。

ありがとうございました!!