BELSとは、タテモノの燃費を見える化して星★の数で省エネ性能が明示されるため、消費者にも大変わかりやすくなっている制度です。

星の数が多いほどタテモノの燃費性能が優れています。目指せ星５つ★★★★★！

車の燃費性能と同じで建築物も燃費性能を表示することで建築主に対してインセンティブが付与され、建築物のエネルギー消費性能の向上につながることが期待されています。

また、省エネ性能表示を取得した建築物は、BELSのウェブサイト等に記載することができます。

さて、BELSを取得することでのメリットは何でしょうか。

まず、住宅事業者側のメリットは性能が良い家だとアピールすることで他社との差別化が図れることでしょう。消費者側は星★の数で建物の燃費が比較できるので省エネ性能に優れた家を選びやすくなります。

更に、長期優良住宅、低炭素住宅認定、住宅性能表示制度に比べ省エネ性能の表示に特化した基準になるため、申請手続きにかかる手間が少なく費用も安く済みます。

その他も以下のようなメリットがあります。

①ZEH補助金交付申請の加点要件となっているため、BELSを取得するとZEHの補助金が採択されやすくなる

②住宅ストック循環支援事業の補助金取得が有利になる

③星３つ★★★の取得でフラット35S省エネ金利Aタイプで一次エネルギー消費性能　等級５を証明できる

などがあります。

今後、国は益々この建築物省エネルギー性能表示制度（BELS）の普及を進めていきます。

こうした省エネが当然の前提とされていく建築物の法制度の変化に対応するためにも、早い段階での積極的な活用が期待されています。

BELSは設計時点での省エネルギー性能を、2つの指標で評価したものを使います。

◆建築物の外皮性能における指標

◆建築物で消費される一次エネルギー消費量における指標

一つ目の「外皮性能」とは外壁や開口部の断熱・遮熱性能を表します。つまり、建物に備え

付けられる設備に関係なく、壁や窓の仕様で決まる指標ということになります。

一方で「一次エネルギー消費量」を用いる二つ目の指標は「BEI」（Building Energy Index）

を用います。

「設計仕様における一次エネルギー消費量」が、その「建物用途で決められている基準の一

次エネルギー消費量」に対してどの程度少ない割合か？を表しているのが「BEI」です。

「BEI」の基準を一覧でまとめた表を以下に示します。それぞれの値より小さいと基準適合

という事になります。

※平成29年２月現在、「BELS　料金」での検索上位サイト結果を基に記載しております。

あくまで申請にかかる料金の参考とします。詳しくは各機関へ直接お問合せください。

・日本ERI株式会社：30,000円（税抜）

・一般社団法人住宅金融普及協会：50,000円（税抜）

・株式会社日本住宅保証検査機構（JIO）：32,000円（税抜）

・ハウスプラス確認検査株式会社：32,000円（税抜）

・UDI確認検査株式会社：32,400円（税抜）

・一般社団法人さいたま住宅検査センター：30,000円（税抜）

・株式会社住宅あんしん保証：40,000円（税抜）

※平成29年２月現在、各審査機関担当者に電話で標準期間を確認し、記載しております。

※必要書類がすべて揃い且つ不備がない場合の参考スケジュールです。

詳しくは各機関へ直接お問合せください。

・日本ERI株式会社：１週間～２週間

・株式会社日本住宅保証検査機構（JIO）：３週間～４週間

・一般社団法人さいたま住宅検査センター：2週間～３週間

・UDI確認検査株式会社：１週間～２週間

・ハウスプラス確認検査株式会社：３週間～４週間

・株式会社住宅あんしん保証：２週間～３週間

【計算書作成、申請書作成、申請及び評価書交付まで】

5万円～15万円

※業務の依頼内容で金額が異なりますので詳細はお問い合わせくださいませ