BELS ZEH

2022年4月19日

この記事は、建築士の方に向けて建築士事務所目線で解説したものになります。

1. ZEH

ZEHゼッチ(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは「外皮の断熱性能等を大幅に向上させるとともに、高効率な設備システムの導入により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現した上で、再生可能エネルギーを導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支をゼロにする住宅」の事です。 ZEHには基準となるポイントがございます。

【断熱】
ZEHとして認定されるためには暑さや寒さに影響されにくいよう断熱性能を高めることが必要です。具体的には断熱材や窓の性能を高めます。断熱性能が上がれば、冷暖房に使うエネルギーを減らすことができます。

【省エネ】
「省エネ」にはHEMS(ヘムス)という、住宅内の消費エネルギーと太陽光発電等で創るエネルギーを確認できるシステムが必要になります。また省エネタイプのエアコンや、少ないエネルギーでお湯を沸かせる高効率な給湯システム、消費電力の少ないLED照明などの導入が必要になります。

【創エネ】
ZEHでは太陽光発電システムなどの再生可能エネルギーシステムを備えることが求められます。この「創エネ」で創り出すエネルギーが、消費するエネルギーを上回るようにしなければなりません。

2. ZEHマーク

2017年よりZEHの基準を満たした住宅にはZEHマークを表示することができるようになりました。

BELSのプレートやシールなどに表示できるようになり第三者に対して優れた性能の住宅であることを証明する事ができます。

3. ZEH基準

ZEH基準は下記の通りです。

また、ZEHにも種類がありますので確認しておきましょう!

4. まとめ

昨今、脱炭素社会(カーボンニュートラル)に向けて省エネに関しての注目が集まっており省エネ性能の高い住宅にすることで補助金など様々な優遇が受けられたりします。

また、住宅購入を検討されているお客様も住宅の性能を重視している方が増えておりますのでBELSの認証を受けZEHマークを表示することのメリットは大きいかもしれません。

BELSの認証等でお困りの事やご不明な点等ございましたらエコ住研にお気軽にご相談くださいませ。