共同住宅の省エネ性能

評価方法の簡素化

入力法フロア.pdf

共同住宅の簡易な評価方法(フロア入力法)の追加 -2019年11月16日 施行-

共同住宅を対象とした住宅部分における省エネ性能を簡易評価方法(フロア入力法)にて評価することが可能となりました。

外皮基準について住棟全体(全住戸の平均) での評価を導入するとともに、共同住宅の評価を簡易に行う方法として、各フロアの基本情報(高さ、階数、各フロアの 住戸面積・住戸数・建材の仕様・設備の仕様 等)等を元に各住戸を単純化した上で住棟全体の省エネ性能を評価できる 簡易な計算方法となります。

大幅に計算手間を削減できる一方、外皮性能・一次エネ性能とも従来の評価方法に比べ基本的には安全側の性能値(低い性能)が算出されます。

※フロア入力法のBELSへの活用はできません

 住戸ごとに正確に評価を出したい場合は、従来の評価方法(住戸ごとに計算)が必要です。

どちらの評価方法を選択するかは状況に応じ、使い分ける必要があります。

共用部の省エネ性能の評価方法の合理化

一次エネ基準については、共用部分において基準を満たしていないケースがほとんどなく、共用部分の省エネ性能により住棟全体として基準に不適合となるケースはほとんどないことから、一次エネ基準の評価にあたり共用部分を評価しなくても良いこととなりました。